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CASE013:シノケングループのビジュアル戦略及びリデザイン

  • ブランドの価値を伝えるビジュアル戦略

     背景 | 課題 

    • 特にビジュアル戦略がない状態でブランド価値を伝えられるデザインを展開したい
    • 現在、多様な事業を進行・拡張していて、これに合わせる新しいデザイン開発の必要性、既存事業との関連性を失わずに進められるビジュアル戦略が求められている
     

     アプローチ 

    • すべてのVIを新しく変更するより、既存のVIを価値ある活用する方針でビジュアル戦略を立て直し
    • お客様が見て触って経験するタッチポイントにデザイン優先順位を置いてリデザインを進行
    • デジタルツールとアナログの手法を組み合わせたオンラインワークショップ形式のプロジェクト進行
     

     効果 

      • ブランドコンセプト、VIなどのブランドアイデンティティの確立
      • ロゴ、タグライン、ブランドステートメントなどVI開発
      • 紹介資料などコミュニケーションツールの制作

    ブランドの価値を伝えるビジュアル戦略

    シノケングループは創業32年の企業で、不動産セールスからゼネコン、ライフケア事業、海外事業など幅広く事業を拡大しているライフサポートカンパニーです。会社の成長と拡張に合わせて現在のブランド価値がきちんとクライアントに伝えられているかを確認し、それに伴うビジュアル戦略が必要な状況でした。 ビジュアル戦略を練る前に、自社が歩んできた道と価値を自身が十分理解しているか、これをどうVIで表現できるか、また、32年間自社の姿を見てきたクライアントに対して、急激に異なるイメージを伝えてもよいかなどの懸念点がありました。

    ゆっくり、でも着実に、ブランドの価値を伝えるビジュアル戦略を伴走支援

    VIとして全く新しいものをつくるより、現在あるものをどのように価値のあるものとして使うか、ブランドの魅力を発信することができるのかから検討を行いました。まずは、過去数十年間シノケンが築いてきたブランドの魅力を診断し、シノケンのブランド資産を整理。その後、シノケンと顧客の接点-タッチポイント別にどんなターゲットにどんな印象を伝達しなければならないのかを再確認し、それに合うビジュアル戦略を立てリデザインを進めました。 約1年半に渡って進行しているリデザインの項目は、「新卒ブランディング戦略およびイメージ制作」、「既存グループ会社のロゴリデザインおよび新しいグループ会社のロゴデザイン」、「名刺、営業資料、IR」など、各種VIツールの製作にわたっています。現在、会社の玄関となるコーポレートサイトのデザイン・コンテンツを制作しており、来年度のローンチを予定しています。

    対内的なブランドコミュニケーション戦略の適用

    ブランドコミュニケーションの対象はクライアントだけではありません。ブランドの価値は内部社員にも十分共有されなければならないと考えます。これを通じて社員は業務に集中しやすくなり、事業への思いも強くなります。そのため、ブランドコミュニケーション戦略を自社員にも適用してブランド個性と企業文化を同期化する必要があります。 そこで今回は、リデザイン過程で社内ステークホルダーとワークショップを企画しました。ワークショップ実施の結果、社員の今までのブランド経験も今後の強いブランド構築に寄与し、ポータルサイトや社内計画書のデザイン等もスムーズに進行することができました。 長い間クライアントとコミュニケーションを取りながら愛されてきた企業のイメージ戦略を見直すのは非常に慎重な過程が求められます。 ・内部ステークホルダーの間にブランドイメージの認識違いがあるか ・見せたいブランドイメージと実際に発信するイメージに違いがあるか ・ターゲットに適したイメージか ・ターゲットは発信しているイメージをどのように認識しているか ・イメージの変化がどのような影響を及ぼすか 等… 上記のような数多くの質問を繰り返していきますが、その回答を考える際には、 第三者としてブランドを客観的に理解しようとする観点と、ブランド内部でブランドの哲学に深く共感し、愛そうとする観点をもたなければなりません。今回、ワークショップ形式でプロジェクト進行をしたことにより、それぞれの観点をより意識し、VIツール類の製作に生かすことができています。

    MEMBER

    WorkshopDesigner
    TARO KAWAZOE (POINT EDGE Inc.)
    Facilitator
    JOOYOUNG LEE (POINT EDGE Inc.)
    HIDETAKE ICHINOMIYA (POINT EDGE Inc.)

    本文内の役職や所属は、プロジェクト当時のものです。

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