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株式会社POINT EDGE

意味を,デザインする.

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CASE008:大手素材メーカーのDXプロジェクト推進支援

  • DX 事業のアイデアをボトムアップで立案するワークショップ

     背景 | 課題 

    • クライアントは大手素材メーカー。主要事業が社会情勢により大きな影響が出ることが予想される
    • カーボンニュートラルにより事業変革・転換が迫られ、直近の課題としてDXが挙げられている
     

     アプローチ 

    • ワークショップ形式のボトムアップによるアイディエーション
    • 自分ごと化を目的にした業務課題を起点としたワークショップデザイン
     

     効果 

    • 業務課題から生まれた実現性の高いDX事業アイデア開発
    • 社員の意識変革、DX事業に対しての自分ごと化の実現

    DXの手がかりを見つける手段としてのワークショップ

    クライアントは大手素材メーカーです。主要事業が今後社会情勢により大きな影響を受ける可能性が予想されています。特にカーボンニュートラルへの対応は急がれていて、事業変革に取り組んでいますが、その変革の一つの柱としてDXを掲げています。しかし、部門ごとのデジタライゼーションは進んでいましたが、全社的なDXの動きはないのが現状でした。そうした課題に対して“DXの手がかりを見つける手段”としてワークショップ形式のアイディエーションをパートナー企業と共同で企画提案し、実現に至りました。

    参加者の自分ごと化を目指した問いのデザイン

    POINT EDGEが設計するワークショップは企業の課題をヒアリングした上で、それぞれの課題感や要望に合わせてオーダメイドで設計を行います。今回のケースは製造現場で実業務に従事する社員をワークショップの参加者とし、ボトムアップによるアイディエーションとすることが要望としてありました。我々はこうした参加者を会社の将来のDXを推進する人材と捉え、ワークショップを経た後に自主的にDXを推進していくような人材となることを一つの目的としました。それはDXの本質はデジタルツールの活用ではなく、変化への適応と考えているためです。 参加者にこうした意識改革を促すためには、“自分ごと”として考えられる業務課題を起点としたワークショップが必要であると考えたため、業務課題を洗い出しそこからそれを解決するためのDXの施策を考えるというのをワークショップのフローとしました。こうしたワークショップでは業務課題の洗い出しの部分が大事な要素となりますが、普段と異なる視点や視座を掘り起こすことが必要です。それを引き出す手法として“リフレーミング”を用い、「自分とは異なるステークホルダーから見る」「異なる時間軸で考える」というのをワークとして取り組んでもらいました。

    ワークショップを通した人材育成と思考方法の獲得

    ワークショップ当日の運営は各チームにファシリテーターがつき、議論を進行していくなかで事前に意図していた内容を正確に伝えていきます。それはワークショップの中で確実にアイデア開発へと導いていくためでもありますが、ワークショップを通して思考方法を学ぶためでもあります。それは人材育成“自分ごと化”同様にDXを自走していくことに繋がります。 今回のケースはコロナ禍ということもあり、ワークショップはオンラインツールを用いた開催されましたが当日は大きなトラブルもなく、部署を超えた活発な議論が行うことができました。リフレーミングという手法、議論による相乗効果により、“DXプロジェクトの種”となるいくつかの実現性の高いアイデアが生まれました。ワークショップ後の参加者のアンケートからは、新たな視点の獲得や部署を超えた相互理解の促進に対する高い評価が認められました。また自身や部署の業務課題に根ざしたアイデアが生まれたことにより、今後のDX推進を望む声が多くあり、“自分ごと化”に対して一定の成果を生むことができました。この自分ごと化は継続的な企業の変革を促していくものだと我々は考えています。

    MEMBER

    WorkshopDesigner,
    Facilitator
    TETSUYA TOMOMATSU (POINT EDGE Inc.)
    TOSHIKI KUWABARA (POINT EDGE Inc.)
    YUKIHIDE KANDA (POINT EDGE Inc.)

    本文内の役職や所属は、プロジェクト当時のものです。

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