背景 | 課題
- 都心への小型店舗の出店拡大を考えた時に商品量に依存した従来のビジネスモデルに限界を迎えていた
- 面積の大小に影響を受ける商品の販売だけではない、新たなビジネスモデルを実現できる次世代店舗を企画・開発することが求められた
アプローチ
- 部署を横断したメンバーによるワークショップでパーパス(企業視点)/競合分析(マーケット視点)/課題(現場視点)の3方からアイディエーションを行い、実現性と革新性の高い事業案が生まれることを狙った
- 店舗をテーマとしていたが、顧客接点に制限を設けずオンラインとオフラインを横断した顧客体験を設計することを目指した
効果
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- 新たなビジネスモデルを実現する次世代店舗の新規事業・ビジネスモデルを計画。実現するための店舗デザイン・顧客アプリ・顧客管理システムを横断するUXデザインを構築し、実証実験を実施し、現在実現に向けて進行している。
これからの店舗の役割を定義した次世代店舗計画
店舗はこれまで商品を売るための場所であること・顧客との唯一の接点であることに疑う余地はありませんでした。しかし現在では、ブランドと顧客との接点は無数に広がり、店舗ではなくても販売をすることも可能になったことで、店舗の目的に自由度が生まれました。(※1)
クライアント側では既に次世代店舗の計画を進めている段階でしたが、現場のオペレーション課題の解決にとどまっていて、目的が明確になっていませんでした。そのため、次世代店舗の目的を定めることからプロジェクトに参画しました。
目的を定めるにあたり課題としてあげられていたのが都心の小型店舗の利益率の低さです。元来、商品量を売りとしていたが、小型店舗では同じようにはいかないため、利益率が落ちるのは必然でした。商品の売上を拡大しようにも、メインとなる店舗の商材は高頻度に買い換えるものではなく、商品の販売に依存していては、利益率を上げるのにも限度がありました。
※1:店舗の目的の自由度についてはBUSINESS EDGE“X(変化・変革)から考えるDX ー 小売・店舗DX編”にて言及
https://pointedge.work/blog/eventreport-20220927/