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CASE001:中間材材料メーカー向け新規事業立ち上げ支援

  • 伴走型で新規事業の構想から実現まで支援

     背景 | 課題 

    • クライアントは中間材料でグローバルトップシェアの製品を持つ売上高1兆円規模のメーカー。
    • 今までの事業開発からよりイノベイティブで継続性のある事業を模索していた。
    • 事業アイデアはあるもの、そのアイデアを形にし事業価値を最大化できる人材が不足。

       アプローチ 

    • 新規事業チームへチームの一員として参加し伴走型支援。
    • アイデアを最大化させるためのビジネスモデルの設計、アライアンス体制の構築を実施。
    • 適切なタイミングでプロフェッショナル人材を投入し、プロジェクトの課題を効率的に解決。

       効果 

    • 事業の提供価値を再設定でき、コンセプトやビジネスモデルを納得感のある形で再設定できた。
    • プロジェクト推進プランを設定。プロトタイプや価値検証などを効率的に実施できるようなった。
    • プロジェクトメンバーが事業価値を明確に説明できるようになり、社内評価も高まった。

    プロジェクトを成功に導くために足りないものは人材だけではなかった

    クライアント企業では、既存の事業開発とは違ったアプローチで開発を実施するために新たな推進体制が立ち上がっていましたが、複数のプロジェクトを少ない人数に担当する必要もあり、なかなか事業開発のスピードが上がらないという課題がありました。特に事業開発を引っ張っていけるマネージャークラスの人材が不足しており、採用を進めても良い人に巡り会えないという実情でした。
    そこで私たちがまず取り掛かったことは、事業開発のアプローチの見直しでした。少ない人数で効率的に事業開発を進めていけるように、特に課題解決のアプローチを見直していきました。具体的には、特に社内の注目度の高かったプロジェクトをピックアップして、プロジェクト課題の整理方法の改善を実施しました。そのプロジェクトは、先進テクノロジーを利用した事業であったため、技術的な課題が多く、その課題を誰にどのように解決してもらうかがわからずに進みが止まっている部分が多くありました。そのため、我々は課題をリスト化し、レベルをつけて、解決まで道筋を設計しました。
    また、その課題を解決できるであろう企業やプロフェッショナル人材をピックアップし、相談を進めました。結果、そういった企業や人材が積極的に課題解決に関わってくれるようになり、プロジェクトの課題を順に解決できるようになってきました。

    誰のための事業か?自問し続ける

    次に取り掛かったのは、事業の可視化です。先進テクノロジーを利用した事業の場合、技術の先進性が先行してしまい、誰のためビジネスかが不明になりやすいです。どのような価値を提供するのか、そしてその価値の恩恵を受けるのは具体的に誰なのかを整理していきました。
    事業は様々な思いをもとに成り立ちますが、最終的に誰がその事業に価値を感じてくれ、その対価としてフィーを払ってくれるのかが一番重要です。そのために創出すべき価値は何なのか、その価値を提供するためにはどのような技術が必要なのか。このような道筋で事業の価値を再設定しました。
    記事の説明

    記事の説明

    新規事業開発を楽しく

    新規事業開発は壁にぶつかることばかりで想像以上に難しい仕事です。企業としても、事業が立ち上げるまではコストセンター的に位置づけになり、なかなか積極的な投資ができないこともあり、人員も十分ではなく、少ない人数で対応している例も少なくありません。そのような実情の中でどのようにして事業を達成させるか。それは事業への思いを理解してくれる仲間をいかに作っていくかだと思います。私たちは事業への思いを共有し、ともに歩んでいく仲間として、今後も伴走型でプロジェクトを支援していきます。

    MEMBER

    Business Design
    TETSUYA TOMOMATSU (POINT EDGE Inc. / Business Designer)
    Technical Director
    MASAHIRO TAKECHI (MAGLAB Inc.)

    本文内の役職や所属は、プロジェクト当時のものです。

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