ビジネスデザインを世の中に提案していく、POINT EDGE(以下、POE)では積極的にその手法を開示しています。その取組の1つが、セミナーです。コワーキングスペースのPOINT EDGE ShibuyaBaseを会場に、過去に計4回開催されたセミナーですが、改めてその目的と内容をおさらいしてみます。
IDEA EDGEを始めったきっかけは、“よいアイデア”を見つけたとき、それを広く告知し、共有し、議論する場の設置でした。もともとコワーキングスペースを主宰し、常に多くのクリエイターとチームを組んで仕事をするPOINT EDGEとしては、“よいアイデア”を共有することは当然の流れ。そして、実際には多くの視点で議論すること(=考え続けること)であると考えています。
そのため、開催タイミングは、代表の友松が過去に取り組んだ案件、これから取り組む案件の中で、“よいアイデア”を見つけたとき。そこにまだま言語化できないなにかがあるとき、それをオープンな場で議論することで輪郭を作っていきます。具体的に過去のイベントでは、以下のようなトピックで展開されました。
ゲスト:スマイルズ 岡田仁志氏
テーマ:「Soup Stock Tokyoのビジネスデザインの考え方」
https://ideaedge01.peatix.com/view
ゲスト:株式会社BAKE 貞清 誠治
テーマ:BAKEブランドの立役者が語る、“ブランド✕経営”の秘訣とは」
https://ideaedge02.peatix.com/view
IDEA EDGEの特徴として、ゲストセッションの前に、POEのビジネスデザイナーによる、イベントテーマを読み解くためのプレゼンがあります。POEの事例を紹介しつつ、そのアプローチの目的はなにか?を整理し共有するセッション。例えば、第二回目には、林による「ブランドづくりの補助線」では、ブランド構築と経営の関わり方を事例を元に紹介するとともに、「ブランドを“人格”と捉えるとその本質が理解しやすい」などの考え方を紹介しました。実際の事例を学ぶための思考の補助線として、ぜひご一緒にお楽しみください。
イベントの最後には、ゲストを交えたトークセッションを展開。2つのプレゼンを経て、脳が温まったところで、実際の現場の声を細かく分解。頭で考えるだけではうまくいかない、現場の声を元に、失敗談や成功要因の振り返りなどを行います。
ビジネスデザインという単語はまだまだ、浸透していない現状を踏まえ、POE自らその行為について深掘りをするビジネスセミナーです。過去2回開催され、セッション前半はプロデューサーからサービスラインの紹介とそれに対応する事例。ビジネスデザインを行うときに必要となる視点の紹介を行います。後半では、ビジネスデザイナーが、自身の旬なトピックとして、手法を深掘りして紹介します。第一回目は、「ジョブ理論を組織に採り入れる方法」=発想の仕方、第二回目は、「新規事業のためのチームづくり」=組織づくりの方法 をプレゼンしました。
BUSINESS EDGEは、今後も隔月ペースで、POEの現在地を広く共有する場、そして、新規事業者の情報交換/相談の場として開催していきます。新規事業担当者は、ひとりで悩みがちですが、視点やアプローチの整理の場としてぜひ、気軽に参加ください。